- 八重山の伝統工芸品店みね屋工房が「LINE公式アカウント」を公開
- みね屋工房のオリジナルブランド「花織みんさー」もご紹介
八重山発祥伝統工芸の八重山みんさーに花織(はなおり)模様を施したオリジナルブランド「花織みんさー」を製作している石垣島みね屋工房が、「LINE公式アカウント」を開設したことを、公式SNS(Instagram・Facebookページ・Twitter)にて、発表しました。
みね屋工房とは
みね屋工房は冒頭でもお伝えした通り八重山発祥の伝統工芸の一つ、八重山みんさーに花織模様を施し、「花織みんさー」という独自のブランドを築いた創業41年の歴史ある伝統工芸品店です。
石垣島西部の名蔵湾(なぐらわん)前のみね屋工房本店を拠点にしており、現地では「花織・草木染め体験」「花織みんさーを中心とした商品販売」を展開しています。また八重山の学校制服の製作をはじめ、花織みんさーを基調としたバックや小物類、みんさーウェアなどの商品を、ホテルやお土産品店に展開しています。石垣島のお土産屋さんでよく見かけますね。
八重山みんさーとは
八重山みんさーは、織る模様を想定して糸にあらかじめ染色を施し織り上げる絣(かすり)を用いて、「いつ(五)の世(四)までも末長く共にいてください」という意味が込められた絣柄(かすりがら)に仕上げる織物。
その昔、まだ通い婚の時代に、女性は永遠の愛の証として、自分で織り上げた絣柄の帯を好きな男性(婚約者)へ贈る風習が八重山にはあったとされています。
現代では、八重山みんさーを扱ったおしゃれアイテムとして、八重山を代表するお土産品の一つとなっております。
花織みんさーの特徴
みね屋工房のオリジナルブランドである、八重山みんさーに花織(はなうい)模様を施した花織みんさーは、立体的な花織(浮き織り)で織られたみんさー模様の新柄として花織みんさーが創作されました。
その昔、先人が伝えた熱い思いを今に受け継ぎ、人の幸せを祈る手織の心を原点として、1989年から手織り(手作業)で花織みんさーは織り続けられています。
花織みんさーの一つ一つの模様を見ると、繊細に織られているのが分かります。この流れるような模様は、手織りを行う織子さんの技術があって成せる技です。この事から機械を使った大量生産では、この模様の製作は難しいと言われています。また手織りできめ細かく製作されるため、丈夫な作品にも仕上がります。
実際に花織みんさーと八重山みんさーを比べると、花織みんさーが浮き織りになっていることが分かります。一方で八重山みんさーは浮き織りがありませんが、みんさー柄が花織みんさーよりも大きいのが特徴的です。
アップすると、花織みんさーの絣柄(かすりがら)が浮き織りになっているのが、より分かりやすくなります。
フォトギャラリー
下記のギャラリーは、みね屋工房で展開しているみんさー商品の一部です。