沖縄一高い山を知っていますか?
石垣島の於茂登岳(おもとだけ)が一番高い山です。(標高526m)
山には水の神様がいて、昔の人たちは雨水が流れる川を利用するために水の神様に祈願をする風習があったようです。
それが於茂登御主神。島人(方言:しまんちゅ)の間ではナルンガーラと言います。
今回の記事は、名蔵ダムの隣にある、於茂登岳の最高クラス!水の神様についてお伝えしていきます。
於茂登御主神について
昔の島人は、ダムが無い頃に川から流れる水を利用して生活をしていたそうです。
幸いにも於茂登岳の岩は花崗岩(かこうがん)でできており、雨水に含まれる不純物を取り除いてくれる岩になっていますので、キレイな水が流れてきますよ。
島人にとっては生活に欠かせない水。しかし「石垣島の夏は雨が降らない時期も多く、気温も高い季節は水がなくなりやすい。」雨水がなくては生きていけない、大変な時代がありました。
そういう時に「雨水を祈願する」場所が御嶽(うたき)であります。
つまり水の神様なんですよね。市街地から近いバンナ公園があるバンナ岳で祈願されたそうですが、それでも雨が降らない時は、最高クラスの水の神、於茂登御主神で祈願するという風習があったそうです。
近年、雨が降らなくて大変な時期があったのは1971年(昭和41年)のこと。191日間も雨が降らずに大変困難な時期がありました。島人の生きるために欠かせない水がなくなっては困るでしょう。
これがきっかけとなり、このようなことが起きた時に対応できるように造ったのが名蔵ダムです。
名蔵ダムの北側外周に展望台があり、その奥に於茂登御主神があります。実はこの191日間雨が降らないキッカケで於茂登御主神は名蔵ダムの北側1983年(昭和58年)に移動されました。
現代では名蔵ダムのおかげで水に困ることはありません。しかし、時代の流れで祈願する方も減りました。。
この場所は森林で、空気がガラっと変わります。小さな川から流れる清流、そこを囲む森林はマイナスイオンを芯から感じられますよ!
於茂登御主神の御嶽の存在がある分、神聖な場所として神経がピリッとします。川から流れる清流の音は心も洗われるような癒しが自然と心地よくしてくれるでしょう。
展望台から見上げれば名蔵ダムの湖は静かな場所。
景色が楽しめる静かな神聖なスポットにあなたは何を感じますか?
この周辺は遊歩道にもなっていますので、澄んだ空気を吸いながらのんびり散歩をされてみるのも面白い♪
幸い、人はあまり訪れないので静かな場所でゆっくり島の景色を望んでみるのもオススメします!
於茂登御主神のアクセスルートと基本情報
1 名所/於茂登御主神(愛称:ナルンガーラ)
2 郵便番号/〒907ー0004
3 住所/沖縄県石垣市登野城(とのしろ)
4 営業時間/なし
5 無料駐車場/あり。展望台前に3台駐車可能。
6 見学料金/無料
7 お手洗い/あり※近くに販売機はありませんので、弁当屋ドリンクは持参されることをオススメします。
於茂登御主神は神聖な御嶽。水の神と言われるこの聖地は観光名所ではなく、まったく意味が異なる御嶽です。
訪れる際は、心鎮めた謙虚な行動を心がけたいものです。
↓↓↓グーグルマップ/於茂登御主神の詳細マップ
基本的な詳細ルートは名蔵ダムを望む展望台に載せています。
【番外編】於茂登御主神の周辺は絶景スポット??
全国に4つしかないと言われるVERA石垣島観測局!
巨大望遠鏡が石垣島の人気観光地として有名になっています!まるでトランスフォームをするような動きとデカさに圧倒されます(驚)
名蔵ダムを超えたところにあるこのアンテナはある意味では島のシンボルであり絶景スポット!於茂登御主神に訪れる際はVERA石垣島観測局にも寄ってほしい。
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