- 八重泉酒造がインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2021初受賞
- 八重泉酒造は1955年に創業した石垣島の伝統ある泡盛酒造
- 受賞した6つの銘柄の特徴と魅力もご紹介
石垣島で伝統の蒸留酒「琉球泡盛(りゅうきゅうあわもり)」を製造している八重泉酒造(やえせんしゅぞう)が、公式サイトにて、同社銘柄「八重泉」「島うらら」「GOLD」の3つの泡盛を、イギリスで毎年開催される『インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2021』にて、最上位のダブルゴールドを受賞したことを発表しました。
さらに、「八重泉 樽貯蔵」はゴールド、「尚 YAESEN・黒真珠」はシルバーも受賞し、八重泉酒造の計6銘柄が受賞しています。
コンテストでは各部門のカテゴリーから、ダブルゴールド、ゴールド、シルバー、ブロンズなどが選出されます。
受賞することで、商品や酒造所のブランド価値が高まるほか、ISC受賞デザインの採用やキャンペーンを奨励することができます。
こういった世界的に権威のあるコンテストから石垣島という小さな南の島の泡盛メーカー「八重泉酒造」の泡盛が受賞したことは、大変喜ばしいこと!
これを機会に、受賞した6つの泡盛の特徴と、これを造った八重泉酒造の魅力を詳しく紹介していきます。
八重泉酒造
八重泉酒造は、1955年に創業した石垣島の6つの泡盛酒造の1つ。「八重泉(やえせん)」という独自の泡盛ブランドを築いた、伝統ある泡盛酒造です。
石垣島の中心街から西に向けて走ると左手に見えてくる「石垣島地ビール」の看板を目印に右折して坂道を走ったところに、八重泉酒造所があります。
現地では「酒造所内で製造工程の映像見学」や「試飲スペース」も用意しており、「店舗でしか置いていない限定品」も用意しています。また現地の各スーパーや居酒屋では八重泉の泡盛は良く見かけるほど、八重山ではポピュラーな泡盛として知られています。お土産屋さんでも良く見かけますね。
オリジナルブランド八重泉の特徴
八重泉酒造は、石垣島の伝統的な蒸留製法を用いつつ、ウイスキーなどで用いられる洋酒樽を使って、長期貯蔵も可能にするなど、革新的な酒造り製法を用いている点が特徴。
この製法を用いることで、まろやかな味に仕上げることができるため、石垣島の泡盛の中でも特に呑みやすい泡盛となります。
八重泉は、泡盛初心者に優しいお酒としても人気です。
受賞した八重泉の泡盛
八重泉酒造が『ISC 2021』にエントリーをして、受賞した泡盛の銘柄の6つの特徴を紹介していきます。
ダブルゴールド受賞!八重泉600ml・島うらら・八重泉GOLD
八重泉といえば、この「琉球泡盛 八重泉」がメインの銘柄です。
昔ながらの伝統的な直釜蒸留製法により造られた、島人から定評のある泡盛。石垣島の居酒屋にいくと、必ずメニューに載っているほど。
特徴は、泡盛独特の癖が少ないので飲みやすい点。香りも香ばしく、どんな料理にも相性が良い万能的な泡盛です。
日本一早い新米のキャッチフレーズで一目置かれている石垣島産のお米「ひとめぼれ」を100%原料に使った、「島うらら」。
見た目のカラフルなデザインから伝わる女性的な泡盛です。先に紹介した「八重泉」よりも度数が5度低い分、スッキリとした味でとても飲みやすいと評判です!
「島うらら」は、泡盛初心者やお酒が弱い人にもオススメ。味の濃ゆい油を使った料理との相性も良いです。
ゴールドなデザインが高級感を感じさせる「八重泉 GOLD」は、見た目とは裏腹に、呑み易さに定評があります。
長期熟成されていることもあり、甘い口当たりの美味しさは、ロックでもお楽しみいただけます。
ちなみに「島うらら」と「八重泉GOLD」は、のちに「ISC2021」最高賞の「ISC trophy」を受賞。その素晴らしい功績が讃えられ、八重泉酒造は年間最優秀酒造に贈られる「Shochu Producer Year」も受賞しています。
その内容は動画とともに以下のエントリー記事にて紹介しておりますので、是非ご覧ください。
ゴールド受賞!八重泉樽貯蔵720ml
八重泉の銘柄の中でも高級泡盛に入る逸品が「八重泉 樽貯蔵」です。
特徴は、樽の香りと泡盛の香りが一体に溶け合ったことで織り成す味の深み。石垣島の伝統的な直釜式蒸留での製法もあり、八重泉の酒造りを象徴しています。
度数は43度と高めなので、じっくりと泡盛をお楽しみいただけます。また、島の人には「グリーンボトル」として親しまれています。
シルバー受賞!尚YAESEN720ml・黒真珠720ml
「尚(しょう)YAESEN」は、沖縄県内の泡盛メーカー12社の統一ブランドで他の泡盛では行われない特殊な「3回蒸留」によって12社それぞれの違った風味を楽しめる泡盛です。
3回蒸留を行う事により各社の狙った商品設計が味に表れております。
普段、八重泉の泡盛を呑まれている方は、この「尚 YAESEN」と呑み比べて味を楽しむことができるでしょう。
お酒が強い方は、ストレートで呑んでみるとその違いが分かり易いです。
数々の受賞を獲得している「黒真珠」は、石垣島の伝統的な直火式蒸留と、温暖で多湿な沖縄ならではの黒麹(くろこうじ)を用いた製法で造られた泡盛。
黒麹を使用することで、コクと強い酸味のある泡盛に仕上がりますが、直火式蒸留を用いているので、しっかりとした深い泡盛の旨味も堪能することができます。
つまり、お酒が強い人には「黒真珠」がオススメです。
ただし、アルコール度数も43度と高い分、呑み過ぎにはご注意くださいね。
まとめ
是非この機会に、『ISC 2021』に受賞した八重泉酒造の琉球泡盛を購入して、友人や家族と呑んでみたり、お土産品にしてみてください!
また八重泉酒造所では、製造工程の映像見学ができたり、泡盛を試飲することもできますので、来島を予定されている方は是非足を運んでみてください。
来島予定がない方も、八重泉酒造公式サイトから泡盛を購入することができますよ。
八重泉酒造の基本情報
- 酒造名/有限会社 八重泉酒造
- 郵便番号/907-0023
- 住所/沖縄県石垣市字石垣1834番地
- 受付時間/9:00~17:00
- 定休日/土・日定休日
- 電話番号/0980-83-8000
- 無料駐車場/あり
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