- 「古書カフェうさぎ堂」で飲食すれば無償にて3万冊以上ある本を好きなだけ席に座って読むことができるぞ
- 24年本屋さんで勤めてきた知見を活かし、「本の買取・取り寄せ・本探しのお悩み解決」まで幅広くサービスも展開中
- 石垣島に訪れたくなる本を3つ目的別に厳選紹介
おそらく石垣島初のブックカフェは「古書カフェうさぎ堂」です。当記事は古書カフェと店主の魅力を対談形式でまとめました。この記事を読み終えた後に、本屋さん+カフェを楽しめる石垣島スポットの魅力を深く知ることができます。
東京の書籍店で24年勤務してきた千葉さんは、平成22年に本屋の裏側を暴露した書籍「傷だらけの店長」を実話に基づいて出版。
当時は本屋の裏側を暴露する本は珍しく、本屋の店長を務めながら実話に基づいた本を出版したことで一躍有名になった。
石垣島移住後の2017年、古書カフェうさぎ堂を開店。著書に「傷だらけの店長」(新潮文庫/伊達雅彦名義)
3万冊ある石垣島唯一の古書カフェとは
本日はよろしくお願いいたします!
古書カフェというスタイルは石垣島初で唯一のお店として有名ですが、実際はどのようなお店なのでしょうか?
お店は古書カフェとして打ち出していますが、同時に本屋さんでもあります。
元々東京で24年間、本屋さんで働いていましたので私物のものもあれば、他の石垣島の本屋さんには置いていない本などもこだわって取り寄せています。
では本を購入さえすれば、席に座って本を読めて、カフェとして飲食も利用できるということですね?
私が知る一般的な古書カフェは、購入をしないと席に座って読むことができない所が多いです。
しかし、「古書カフェうさぎ堂」の最大の魅力と言いますか、本を購入しなくてもカフェのオーダーをしていただければ、席に座って無償で本を読むことができますよ。
石垣島の人はマナーが良い
席に座って本を無償で読めるのは一見素晴らしいサービスに思えますが、食事しながら本を読む人も出てきそうですね。。
食べカスをポロポロこぼして本に付着する恐れもあるじゃないですか?
うさぎ堂に来店されるお客様を信用していますので。
信用?世の中にはマナーが守れないお客様もいるではありませんか。
確かにマナーが守れないお客様がいるのは知っています。
私は本屋で24年勤めて、いろんな人を見てきましたが、うさぎ堂に来店されるお客様と、東京の本屋に来店されるお客様は、観光客も島人も含めて穏やかなんですよ。
礼儀正しいし、本を読みながらご飯を食べる人がそもそも少ないです。
なるほど、そう言っていただけると島人の僕も嬉しいです。まずはお客様を信じる。すごくその気持ちが伝わりました。
ちなみに本を眺めるだけのお客様も歓迎しております。
本の買取・持ち込みOK!
一方で、本の買取までされているのでしょうか?
本の買取や持ち込みも歓迎しております。冊数が多い方は、私がご自宅に出向いて買取らせていただきます。
石垣島には本を買取っていただける所は少ないので嬉しいですね。また、買取に来ていただけるのは大変助かります。特に車のない方にはすごく有り難いサービスですよ。
うちは独自の視点で買い取っていますので、大手では買い取っていない本も買い取ることができます。
例えば、辞書のようなぶ厚い本は一般的に読む人は少ないです。
しかし、その本はもう発売されていない貴重な本だとしたらどうでしょう?処分してしまっては大きな損失になるかもしれない。この本でしか手に入らない情報の宝を失うことになるかもしれない。
こういった観点から買取る本は貴重です。
一般的に読まれない本=価値がないではなく、「本屋には置いていない宝」ということですね。
そうです。まずはお気軽にご相談いただけたら幸いです。
石垣島内限定
本探しにお悩みの方は「古書カフェうさぎ堂」がオススメ
さて、自分は石垣島を情報発信する上で、石垣島に関する本から情報を探すこともしていますが、これが苦労します(汗)
こういった人には一緒に本を探すお手伝いもしているんですか?
私の経験からお客様が探している本をチョイスすることは可能です。
まとめますと、「本探しのお悩み解決のお手伝い」といったところです。
めちゃ有り難いサービスです!本屋さんに行っても聞いたことないですよ。
定番からニッチな本まで、お客様の悩み解決をしようと考えていたらそのようなサービスが成立しました。もしよければ、今から一緒に本を探しましょうか?
せっかくなので相談させてください!
僕はインターネットで石垣島を発信しているので、観光にオススメできる本を探しています。
八重山が大好きな人の中には、八重山関係の本を読んだ後に、八重山に訪れたくなるような本を探している人もいると思います。
八重山を深く知る3つの本
1.八重山ネイチャーライフ
八重山ネイチャーライフは、八重山の自然が好きな人にこの本を手にとって欲しいです。
キャンプやイノシシ猟などを知りたい人・自然の中の暮らしに興味がある人は夢中になれると思います。
2.うたいつぐ記憶
うたいつぐ記憶は、まだ車がない時代の石垣島と与那国島の人の暮らしを知りたい人にオススメです。
この本を読んだ後に今の八重山に訪れると、ギャップも知れて楽しめると思います。
3.新南島風土記
新南島風土記は、八重山の歴史的概観を知るなら、この本一冊で十分に理解できると思います。
「八重山とは?」と聞かれたらこの本をオススメできます。
目的別に紹介していただきありがとうございます!
どの本もガイドブックより、深い部分まで八重山を知ることができそうですね。
ガイドブックと本から得られる情報の違い
一般的にガイドブックは写真からイメージもしやすいので行きたい気持ちになりやすいです。
一方で、本は文字を頼りに八重山の世界を抽象的にイメージしやすくて、ガイドブックより深く情報を知ることができそうです。
私は20年以上もの本を数千冊読んだ経験からお伝えさせていただきます。
相談された方の好みやジャンル等、あらゆる側面に応じてオススメの本を紹介させていただきます。
逆にオススメできない本はあります?
絶対にオススメしない本
「オススメ問題」と言って、書店員の間ではよく議論になります。
私は後者です。読んでなくても勧める派は、個人的に邪道だと思っています。
ただ、これは読んでいないが評判は良いとお伝えすることはあります。
確かに読んでいないものをオススメしても、具体的なところを突っ込まれると詳しくオススメできないですもんね…。
本屋の裏側を暴露「傷だらけの店長」は実話です
千葉さんはご自身でも本を出版されていると聞きましたが、どのような内容になっているのでしょうか?
「傷だらけの店長」を出版した当時、いろんな本屋に携わっていた人から叩かれましてね、「こんな本を出しやがって!」という風に。
それはどうしてですか?!
当時、本屋の業界ではタブーな内容の本を出版している人があまりいなかったのです。
では「傷だらけの店長」は、本屋の実情を赤裸々に書いた本ということでしょうか?
多分、そうなります。
一般的には、本屋に携わっている人が本を出版するのは普通にあります。しかし、それは表向きの内容が一般的です。
私の場合、本屋の店長を勤めていながら、本屋の実情を赤裸々にした張本人でもあります。
・・・なぜ、タブーと分かった上で出版されたのですか?
それは、、
この本を出版した理由をお話するのは別の機会にしましょう。時期がくれば、石垣島PR情報局で続きのお話ができるかもしれません。
分かりました。その時は、全国の方に発信して良いと思えたら、ぜひ取材の続きをさせてください。
今後について
今後の予定として、うさぎを店内で飼育するか前向きに検討しています。純粋にうさぎが好きでして店名もうさぎ堂にしています。
あとはポイントカードや割引に繋がる券なども作ることも考えています。
基本情報
店名 | 古書カフェうさぎ堂 |
予算(メニュー) | 300~1000円(各種サンド&ドリンク) |
電話番号 | 090-7013-0731 |
所在地 | 沖縄県石垣市新川2370-3-1F(地図) |
アクセス | 空港から車で26分 |
営業日時(定休日) | 午前10時~午後7時(水曜日) |
客層 | 地元人と観光客は半々、お子様も含め20代からご年配の方まで来店されます |
インターネット | なし |
店内設備 | 席数8席、禁煙、クーラー、トイレ、本(※うさぎはいません) |
駐車場 | あり(無料) |
クレジット決済 | PayPay |
サービス | 古書販売&カフェ/本の買取&注文受付/本探しのお悩み解決/読書(飲食した方は席について本を読めます) |
取り扱い古書 | 沖縄&八重山関連書/人文書/小説/文庫/新書/児童書 |
特典 | 店主の著書「傷だらけの店長」をお買い上げくださった方には本にサイン記入します。 |
公式サイト | 古書カフェうさぎ堂 |
お客様に喜んでいただける商品とサービスの提供に誠心誠意努める。地域の方々に気軽に立ち寄っていただける街のスポットとしての地位を確立する。
最後に
今回の記事は、「古書の魅力と千葉さんの本に対する想い」をPRさせていただきました。
これまで本を培ってきた知識を活かして、石垣島へカフェを営みながら移住に成功されている時点で凄いと思います!
「古書カフェうさぎ堂」は新作から珍しい古書まで幅広いジャンルの本を取り揃えています。また、買取から取り寄せまでサービスを展開しています!
この機会に是非「古書カフェうさぎ堂」へ寄って、ゆっくりカフェを楽しみながら読書してみませんか?
ご興味があるみなさんは、ぜひX(旧Twitter)もフォローしてみてくださいね!
興味深い記事に感謝です!!!
自身が書店営業をしていた頃にとてもお世話になっていた某書店の博識で親切な店長の千葉さんが石垣島に!そして某大型書店の人文担当の書店員さんが沖縄の那覇に!それぞれユニークな古本屋さんを営まれていることに、ものすごい衝撃と感動をおぼえました。千葉さんがお元気でご活躍されていること、何よりです。本まで上梓されるとは凄いなぁ!心からのエールを送ります\(^o^)/
魚住様。
千葉さんに、返信内容を知らせた結果、下記のようなコメントをいただきましたので、画像を貼らさせていただきます。
千葉さんはとても喜んでいた様子でした。
一応、Twitterの連絡先だけでも載せておきますね。
https://twitter.com/ineverfoget4
こちら、対応はしなくても大丈夫です。私が勝手に貼りましたのでお気になさらずに。
石垣島PR情報局|編集長 與儀(よぎ)
魚住様。
石垣島PR情報局|編集長の與儀(よぎ)です。
このコメントを千葉さんに見せたら大変喜ぶと思います^^
私もよく、千葉さんの作ったサンドと珈琲を飲食していますが、とても美味く頂いています。
今後とも古書カフェうさぎ堂と石垣島PR情報局をよろしくお願いいたします。
石垣島PR情報局|編集長 與儀(よぎ)