海岸の周辺に碑(いしぶみ)や複数の御嶽(うたき)の名所が在ることで知られている大浜海岸。普段は地元の人が景色を眺めたりウォーキングする場所として利用されています。
また、石垣島の英雄の跡地としても密かに知られており、歴史を感じさせてくれるパワースポット。様々な顔を持つ石垣島の大浜海岸の魅力を紹介していきます。
大浜海岸について
大浜海岸は石垣島の大浜地区の海岸であり、地元民から愛されています。出入り口も多数あり、住宅街や小学校を抜けた先の出入りできるだけでなく、国道390号線の大通りの海岸駐車場からも直接海岸に入れます。
これからお伝えしていく大浜海岸は意義深い内容。その前に、大浜の海を魅了しよう!
基本的に浅瀬で波も穏やかですが、海水浴場として推奨はされておらず、泳いでいる方も見受けられません。岩やサンゴが目立つ事から、浅瀬のシュノーケルには不向きと言えるでしょう。これにより、お手洗い、シャワーなどは設置されていません。
利用者の多くは、主に地元の方が家族連れでウォーキングしている姿や早朝にジョギングしている姿が目立ちます。
大浜海岸は市街地から東よりのスポットの為、早朝のサンライズ(朝日)ポイント!地元の方には早朝の散歩道として利用されており、観光客にはほとんど知られていません。静かにのんびりとした時間を過ごしたい方にはオススメの海岸ですよ。
小学校を抜けた先の大浜海岸を、車窓から景色を眺めて過ごす方もよく見受けられます。ドライブついでに、あなたも大浜海岸からサンライズの景色を見て、1日を迎えてみてはいかがでしょうか。
ビーチコーミングよりも動植物の自然観察!大浜海岸の散歩道
上記でも書いたように大浜海岸は大浜地区の住民が普段から散歩をしている所をちらほら見ます。朝日を浴びて気持ちの良い1日を迎えるには最適なスポットといえるでしょう。しかし、朝日だけでなく浜辺に咲いたお花や水鳥などの観察ができる穴場スポット。
穴場スポットなのは観光客に知られていないだけ。そんな大浜海岸に咲いたお花や水鳥を少しだけ紹介していきます。それでは一緒に見ていきましょう。
名称/ハマヒルガオ
全国的にも見られるピンク色のきれいなお花。5月〜6月の時期に開花します。この時期は大浜海岸いっぱいに咲きますので、浜辺の散歩も辺り一帯ハマヒルガオのピンク色で癒されます。
名称/テッポウユリ
九州から沖縄にかけて分布。主に海岸に自生しており、開花時期は6月〜8月までに開花されます。ハマヒルガオよりも時期は1ヶ月ほど長いです。別名、リュウキュウユリと言います。庭植え、切り花として栽培もされていることから人気のお花ですよ。
名称/シマコガネギク
九州から沖縄にかけて分布しています。開花時期は10月〜12月。海岸や岩の上などに時期が過ぎ去っても咲き残っていることもあります。
↓↓↓ハマヒルガオの群集
石垣島PR情報局のスタッフが訪れた時は10月下旬。その時はハマヒルガオが綺麗に咲いていました。
大浜海岸の漂流物は定期的に大浜小学校の生徒たちが、行事として漂流物の回収をしているとか。また、ボランティアで毎朝地元の方が海岸に訪れて回収されているようです。
従って、ビーチコーミングを目的に散策されるよりはお花の自然観察に目を向けてはいかがでしょうか。
基本、日本では3週間しか生息されないと言われているムナグロ。しかし、石垣島では見ることができる。特に大浜海岸では干潮時によく見受けられます。
キレイな海でよく見られる白鷺(しらさぎ)はココ、大浜海岸でも見ることができる。近くで見ることは難しいが双眼鏡や一眼レフカメラがあればバードウォッチングにも最適なスポットとしてオススメです!
散策しながら動植物の観察が気軽にできる大浜海岸。静かな波の音に耳をすませながら自然の生命を季節ごとに感じるられます。
複数の入口の行き方と石垣島の大浜海岸の魅力を紹介
石垣島の大浜海岸には複数の入り口がある。どの入り口も車両通行できる場所ではないが、路駐スペースは多い。(※一部路駐できない入り口もあります。)それぞれの入り口によって見どころがありますので紹介しようと思います。
遊泳危険の看板が目印!大浜公民館を真っ直ぐ進んだ先の入り口
唯一遊泳危険の看板がある入り口。大浜公民館から真っ直ぐ進んだ先にある入り口です。遊泳自体は禁止されているわけではありませんが、あくまでも自己責任という形になります。
というのも大浜海岸には監視員がいなく、シャワーやお手洗い販売機なども設置されていません。
住宅地を抜けた先に広がる。夜の星空の詳細が分かる入り口!
大浜地区の住宅街から海岸向けに走ると入り口があります。主にそこに住む住民が家族連れで遊歩道から景色をみたりドライブついでに散策されています。
海岸に降りてまで散策される事に気がひける方はこちらの遊歩道で散歩をしながら景色を眺める事ができますよ♪
ちなみに、大浜海岸からは2月〜4月にかけて南十字星が特によく見れます。その詳細な時間帯や時期の看板も住宅地から降りた入り口にありますので、星空の景色を大浜の海といっしょに見るのもオススメですよ。
火の神御嶽(ぴぃなかんおん)から降りた先の入り口
大浜公民館を真っ直ぐ進んだ途中に御嶽があります。御嶽の隣から海岸まで降りる事ができますので見ていきましょう。
この入り口は一方通行になっており、車で降りることはオススメしません。従ってここから先は徒歩で進むようにしましょう。
どの入り口からも岩や石がゴツゴツしていますので、散歩をするときは靴で歩く方をが無難でしょう。
奥に見えるのは護岸になります。護岸が連なる場所には赤い鳥居が目印ですよ!
※上記の3つの入り口は崎原公園周辺にあります。いずれも徒歩で移動できる距離になりますので、崎原公園前の大浜海岸入り口の詳細地図を1つだけ代表して地図を貼らせていただきます。
↓↓↓グーグルマップ/新石垣空港→崎原公園前の大浜海岸/車
[新石垣空港→崎原公園前の大浜海岸までの基本情報]
1 アクセス時間/新石垣空港→大浜海岸駐車場まで約18分
2 距離/約10.2㎞
3 タクシー予算料金/約¥2500円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/離島ターミナル→崎原公園前の大浜海岸/車
[離島ターミナル→崎原公園前の大浜海岸までの基本情報]
1 アクセス時間/新石垣空港→大浜海岸駐車場まで約18分
2 距離/約6.2㎞
3 タクシー予算料金/約¥1360円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/ユーグレナモール(市街地:お土産や)→崎原公園前の大浜海岸/車
【ユーグレナモール→崎原公園前の大浜海岸までの基本情報】
1 アクセス時間/ユーグレナモール→崎原公園前の大浜海岸まで約16分
2 距離/約6.4㎞
3 タクシー予算料金/約¥1360円
国道390号線沿いを北東に進んだ先に在る赤い鳥居が目印!船着御嶽
先ほどの御嶽がある場所から車を走らせて5分程で辿り着けます。駐車場がない為、訪れたい方には不便ではありますが、バイクや自転車であれば気軽に訪れやすいです。
駐車場がないので途中、通り過ぎてしまう地元の方も多いかと思われます。「あそこなんだろう?やけに目立つな」という風に。一般的に観光目的の鳥居ではありません。こちらもオヤケアカハチの足跡同様に、説明や案内などの記載はありません。
この御嶽の名称は、船着御嶽(フナツキィオン)と言います。ここはもともと船着場でもあったそうで、航海の安全を祈願したりした場所として認識されています。観光目的のパワースポットとしての位置付けではないようです。
海岸前は、防波堤の上が遊歩道になっており北東側に延びています。長距離になっている為、意外と散歩コースには向いていますよ!
↓↓↓グーグルマップ/大浜海岸→船着御嶽/バイクと徒歩
【大浜海岸→船着御嶽までの基本情報】
1 アクセス時間/大浜海岸→船着御嶽まで約1分
2 距離/約600m
3 徒歩/約8分
↓↓↓グーグルマップ/崎原公園前の大浜海岸→舟着御嶽/バイクと徒歩
【崎原公園前の大浜海岸→舟着御嶽までの基本情報】
1 アクセス時間/崎原公園前の大浜海岸→船着御嶽まで約3分
2 距離/約500m
3 徒歩/約17分
正式な大浜海岸の入り口&最短アクセスルートと魅力をお伝えします
各入り口の中でも最も北東側の位置にあり、正式な駐車場スペースがあります。純粋な大浜海岸を楽しむためのスポットになっています。
静かな海の景色を眺めながらウォーキングをされる地元の方や、小ガニ獲り、干潮時のバードウォッチング、海辺で井戸端会議をされる主婦の方も見受けられます。
駐車場から海岸入り口まで徒歩20秒。手入れは行き届いており、スムーズに辿り着けます。
本日は大干潮!この日は砂浜の散策ルートが広がっていました。入り口付近には地元の主婦が井戸端会議中♩ここは大浜海岸の中でもウォーキングされる方が多いとか。本日も地元の方がウォーキングされていました。
これはマングローブの芽!多数のマングローブが台風の影響で宮良川から海岸まで流されてきているようです。わずか1年間、何事もなければ根ざすのですが、ミニマングローブは石垣島の強風や台風の影響で1年以内に再び流されるようです。
ここは釣りをしている人もいなければ、海水浴をされる方もいません。地元の方が毎朝ボランティアでゴミを回収されている姿は見かけます。
市街地近郊の中でも大浜地区は最も東北に位置する区域。大浜海岸はその場所にあります。ここのポイントは散策しながら小さなカニも獲れて食材にされる方もいます。砂浜の散策は気がひける方は遊歩道の散歩もオススメ!
現代の大浜海岸がココ。崎原公園前の大浜海岸との違いは歴史や御嶽の奥深い要素は見当たらない。あるのは純粋に楽しむ海の景観と潮風。そんな素朴な場所をキレイに手入れされた遊歩道。
その隙間から健気に咲くハマヒルガオの花。
【関連】住宅街が連なる大浜海岸の出入り口まで徒歩で3分で辿り着ける崎原公園があります。期間限定で見れる紫色のお花畑が注目されています。 |
遊歩道でウォーキングされていると時々海岸から景色を一望できます。
周辺はコンビニまで入り口から徒歩3分で到着します。ちなみに、コンビニも北東最後の位置にあります。石垣島には2018年現在、ファミリーマートの店舗数は13店舗!八重山のモチーフでもあるシーサーがあなたを出迎えておりますよ。
ここで弁当や飲み物を購入して大浜海岸で潮風のおいしい空気を吸いながら食事を召し上がるのもオススメです。
そんな自然の魅力に囲まれた大浜海岸までどのルートで行くのか?
分かりやすくひと気が最も多い新石垣空港・離島ターミナル・市街地中心地でもあるユーグレナモール(お土産市場)
3スポットから大浜海岸に向かう最短アクセスルートをグーグルマップで表してみた。
スムーズに大浜海岸まで辿り着けるようあなたの手助けになれたら幸いです。
↓↓↓グーグルマップ/新石垣空港→大浜海岸駐車場/車
[新石垣空港→大浜海岸駐車場までの基本情報]
1 アクセス時間/新石垣空港→大浜海岸駐車場まで約15分
2 距離/約9.1㎞
3 タクシー予算料金/約¥2300円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/離島ターミナル→大浜海岸駐車場/車
[離島ターミナル→大浜海岸駐車場までの基本情報]
1 アクセス時間/離島ターミナル→大浜海岸駐車場まで約14分
2 距離/約6.2㎞
3 タクシー予算料金/約¥1700円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/市街地(ユーグレナモール)→大浜海岸駐車場/車
[市街地(ユーグレナモール)→大浜海岸駐車場までの基本情報]
1 アクセス時間/ユーグレナモール→大浜海岸駐車場まで約12分
2 距離/約5.7㎞
3 おおよそのタクシー料金/約¥1660円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
大浜海岸を目的に路線バスをお考えの方へ
市街地にあるバスターミナルから住宅地前にある大浜のバス停までのアクセス時間と料金は下記の石垣バスターミナルで確認できます。
※正式な大浜海岸駐車場がある場所には、付近にバス停がありませんので予めご了承ください。
大浜のバス停から海岸まで徒歩10分で着きます。バスの時間帯は多少変動がありますので予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/バスターミナル詳細地図
【石垣バスターミナル基本情報】
1 施設名/東(あずま)運輸株式会社
2 郵便番号/〒907−0012
3 住所/沖縄県石垣市御崎町3番地
4 TEL0980−87−5423
5 ホームページ/http://www.azumabus.co.jp/
大浜海岸の基本情報
1 海岸名/大浜海岸
2 郵便番号/907−0001
3 住所/沖縄県石垣市大浜179
4 遊泳/海水浴場として指定されておりませんので、遊泳は自己責任でお願いします。予めご了承ください。
5 海岸の営業期間・時間/なし
6 海岸利用料金/無料
7 無料駐車場/約8台駐車可能
※崎原公園前の海岸は正式な駐車場はありません。海岸前の広場に妨げにならないよう路駐される方がほとんどです。予めご了承ください。
大浜海岸の見どころ
①動植物の観察
②オヤケアカハチの足跡と思われるスポット観察※インスタ映えにオススメ!
③碑(いしぶみ)の見学。
④小カニ獲り
⑤船着御嶽の見学
⑥サンライズ(朝日)の景色を一望できます
⑦南十字星を始め、大浜海岸から見上げる星空を一望されたい方
大浜海岸周辺の見どころ
①崎原公園前にある複数の御嶽
②崎原公園にあるオヤケアカハチのお墓の見学
③崎原公園にある津波大石(つなみうふいし)の見学
④崎原公園前にあるオヤケアカハチの銅像※インスタ映えにオススメ!
⑤崎原公園内に咲いた季節限定のヒメキランソウの花畑※インスタ映えにオススメ!
こんなあなたに大浜海岸とその周辺スポットをオススメします!
・島ならではの動植物の撮影とサンライズ・星空の景色を見上げたい方
【設備】
1 監視員/なし
2 お手洗い・シャワー・更衣室/なし
※崎原公園前の大浜海岸は、園内にお手洗いアリ。
※正式な駐車場がある大浜海岸は、近くのコンビニにお手洗いがあります。
3 クラゲ防止対策ネット/なし
なお、大浜海岸は小石や岩が多いスポットですので、海辺の散策を予定の方はゴム付きの靴がオススメです。
石垣島の大浜海岸は海岸保全区域に指定されています。
海岸保全区域とは、国土を津波、高潮、波浪等の被害から防護するために、海岸法の規定に基づき、海岸管理者が指定した区域をいいます。 海岸保全区域においては、海岸を保護する目的で、一定の行為をする場合には、事前に海岸管理者の許可が必要です。
引用:東京都港湾局公式ホームページ
石垣島は海に囲まれた離島。宮良湾からマエサトビーチまで海岸保全区域に指定されています。
南の島のビーチは普段、人々を魅了する観光地となっていますが、時には自然災害の津波や高潮、地震など、これらを人的に最小限に止める防波堤があります。
しかし、人的に被害をとどめる力は自然災害の大きさに適わない場合もあるのです。そんないつ来るかもわからない災害。そこに私たちを護るように、大浜海岸の周辺には複数の御嶽が在ります。
石垣島の御嶽は古くから八重山の中心地でも在り、歴史が深いです。神々を祀る神聖な場所。むやみやたらに立ち入りをしてはいけません。御嶽によっては意味が異なる場所もあるためです。
【関連】石垣島の英雄!オヤケアカハチの足跡が大浜海岸にある!? |
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