「せっかくの石垣島!オススメのドライブコースはどこですか?」
「映画のロケ地にもなったんでしょう?最先端の灯台て??」
「カップルにオススメて聞くけど、灯台だけが魅力ではないってことよね?」
上記の3つの悩みを回答したのがこちらです。
- 最北端の平久保崎灯台までドライブをすれば、東シナ海と太平洋の境目が望めます。
- 石垣島出身アーテイスト「ビギン」結成物語の映画『恋しくて』のロケ地で使用されました。
- 恋する灯台プロジェクトに八重山唯一認定されたロマンチックな灯台ですよ。
こんな方に向けて実際に現地に訪れた石垣島PR情報局スタッフが、最北端の平久保崎灯台をお得に楽しむ方法をご説明します。まずは、灯台から見下ろした絶景ビューをご覧ください。
平久保崎灯台の基本情報を先に知りたい方はこちらからどうぞ。
平久保崎について
平久保崎と灯台の魅力をまとめた3分弱の動画です。訪れる際、参考になれたら幸いです。
動画をご覧になった方はご存知の通り「そこにビーチがあることに気づきましたね?」
ほとんどの方はこの地に訪れて初めて知ります。ガイドブックには載っていないシークレットビーチがあることに。
ちょうどこのようなアングルです↓↓↓
島の海を見下ろす。
そこから徐々に目線を上げていくと無限に広がる青色の立体感は大パノラマです!ここの名称は平野ビーチと言います。参考までに最北端の石垣島ビーチを知りたい方は平野ビーチをご覧ください。
平久保崎灯台から『大地離島』という無人島の景色が望めます
平久保崎灯台から正面に、大地離島(だいちばなりじま)と言う無人島があります。
- 面積=約0.03平方メートル(約3ヘクタール)
- 最高高度=24メートル
- 平久保崎から北に約400メートル先にある小さな島です。
2007年8月1日には、西表石垣国立公園の拡張にともなって、第1種特別地域に指定されました。
周囲を断崖に囲まれているので、人は簡単には立ち寄れません。ベニアジサシやエリグロアジサシといった海鳥の繁殖地としても知られており、ありのままの自然が残る動植物の楽園です。
大地離島の周辺はエラブウミヘビ(方言:イラブー)の住処になっていますね。
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そして、大地離島はバードウォッチにも適したスポットとして写真愛好家にも親しまれています。風景写真も良いですが、動きあるアジサシなどを把えて灯台と大地離島の撮影を狙うことも可能ですよ!
残念ながら今回の取材では多良間島は見れませんでした。。稀にうっすら眺めることができるようです。ポイントは天気の良いですね!
まぁ、ほとんどの方が灯台からの景色を見に訪れますが、現地に訪れなければ知らないことがたくさんありますね(汗)
その中でも平久保崎灯台の影に隠れている国指定史跡平久保遠見台は『歴史の穴場スポット』ですね↓↓↓
平久保崎灯台周辺に歴史あり!昔この地はなんだったのか?「国指定史跡を取材しました。」
平久保崎灯台のお隣に平久保遠見台(ひらくぼとおみだい)があります。貴重な史跡の世界に少しだけタイムスリップしてみましょう。引用文を読めば石垣島の歴史の知識が深まりますよ。
平久保崎灯台のお手洗いの隣にこの碑文があります。以下、引用です。
国指定史跡 先島諸島火番盛 遠見番所
ひらくぼとおみだい平久保遠見台
平成19(2013)年3月23日 指定
遠見番所とは、琉球王朝時代、海上交通の監視や通報機能を担った施設です。火番盛とは、いわゆる遠見台(遠見番所)の別称ですが、八重山では遠見台のことを火番盛と呼ぶ傾向があります。
琉球王国の正史『球陽(きゅうよう)』には、船(主に異国船)が見えた時に素早く王府に情報を伝える手段として、1644年に烽火の制度を創設したと記されています。
背景には、江戸幕府の鎖国政策や、琉球に進駐していた薩摩の要請があったと考えられます。当時、中国における明清交代やスペインのフィリピン進出などにより、東アジアでは国際的な緊張が高まっていました。
琉球列島の西端に位置する先島諸島(宮古・八重山)は、異国船の侵入路になり得るため、各地に遠見番所が設置されました。石垣島では、平久保と川平のほか、白保のカラ岳に置かれました。
平久保遠見台は、石垣島の北端に位置し、北方から近づく船を最も早く見つけることができます。船影を確認後、平久保であげた烽火は川平火番盛で確認され、その情報を蔵元(首里王府の出先機関:現在の八重山博物館付近)へ伝えたとされます。
川平では、「平久保で烽火があがったら、直ちに応火し、船の見えるのを待ち、どのような船であるか確認して村役人の書き付けを持ち、パチケー、パチケー(早使いの意)と連呼しながら馬を全速力で走らせて蔵元へ行き、その状況を報告した」と伝えられています。
一方、平久保と川平は遠距離であり、その間を中継する施設があったのではないかとする意見もあります。
石垣島の平久保遠見台や川平火番盛も含め、宮古島市・多良間村・石垣市・竹富町・与那国町の15の島々に所在する、19カ所の遠見番所が、「先島諸島火番盛 遠見番所」として、一括して国の史跡に指定されています。
平成28(2016)年6月
石垣市教育委員会 文化財課 83-7269
遠見台は、現在立ち入り禁止区域になっており、登ることはできません。理由は、私有地でもあり、オオムカデやハブが生息しています!過去、年間で立ち入り禁止看板を見ずに登った観光客の方が数人オオムカデに刺されて救急車で運ばれています(汗)
かなり危険な場所ですので、せっかくの旅行は楽しんで帰りたいですよね?
現地を見れば登りたくもなりますが、どうか旅の思い出作りの為にも、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
実際、この地の周辺の灯台標識がある道に入っていくと、琉球王府時代から独特の草原一帯が広がる黒毛和牛の牧場地が広がります。通称、緑色の絨毯とも言われてますよ!
平久保遠見台とは別の魅力になりますが、、
周辺には、亜熱帯特有のアダンの実(たけのこの一種)が自生しています。「ぶら下がったパイナップルの実」だと個人的にあだ名を付けていますが、似てませんか?
本州ではお目にかけないアダンの実はインスタ映えにオススメ!自生ポイントは灯台第二駐車場から灯台に向けて歩いていくとあります。記念写真でワンショット収めておきたいところですねw
また、平久保崎の海はダイビングスポットとしても知られています。絶壁の下を見下ろすと透き通ったサンゴの海を観察できる喜びはまるで天然の水族館のようです!
続いて、平久保半島を3D映像並みに眺められる展望台があるのはご存知ですか?
平久保半島はシーサーのシッポ!?展望台から平久保崎を目指そう!
この写真にある山の部分、これが平久保半島です。灯台がある地区ですね。
この写真を撮った場所が玉取崎展望台(たまとりざきてんぼうだい)と言います。ここから見える地形は愛称:シーサーのシッポと言われてますw
ここはテレビでお馴染み石垣島の景色が見られる美しい海の景勝地。ウミガメが産卵地として選ぶほど綺麗なビーチです。
南国、石垣島の印象を全国に広めたスポットでもありますよ。この場所から見える景色の先に最北端の平久保崎がありますので、北部に寄った際はぜひ訪れていただきたい!
【関連】玉取崎展望台は石垣島No. 1の展望台スポットで人気を集めていますよ!
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、次のページではいよいよ本題の平久保崎灯台について詳しくお伝えします。
≫島唯一の恋する灯台プロジェクトの認定地は、映画のロケ地にも