「石垣島で夕日が1番キレイなスポットはどこかな?」
「ドライブコースに人気のあるビュースポットが最西端て聞いたけど…」
「え?ガイドブックにも載っていない?伝説の民話??何それ!」
そこが石垣島最西端の地、御神崎(おがんざき)とそのシンボル、御神崎灯台です。
こんな方に向けて実際に現地に訪れた石垣島PR情報局スタッフが、御神崎をお得に楽しむ方法をご説明します。また、最低限知っておきたい基本情報を先に読みたい方はこちらからご覧いただけます。
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最低限知っておきたい基本情報はこちら!
上記の3つの悩みを解決するポイントが下記の通りです。
- サンセットビューは石垣島最高クラスのスポットです。
- 石垣島外周コースを最西端に向けて走ればサンセットドライブが望めます。
- ガイドブックどころか、スポットに訪れても御神崎の真実を知らない人は多いです。
上記の3つの悩みを含めて、御神崎の定番の魅力と本当の顔を暴いていきます。
[記事内]御神崎について
御神崎周辺の魅力を動画まとめました、見てみましょう。
本記事は、灯台を始め御神崎に実際にあった歴史と古くから語り継がれている民話もお伝えしていきます。
御神崎は西表石垣国立公園に指定されています
御神崎は大切な景勝地として次のような位置付けをされています。
屋良部半島御神崎(やらぶはんとうおがんざき)は西表石垣国立公園(いりおもていしがきこくりつこうえん)に指定されているのは多くの人には知られていません。そもそも西表石垣国立公園とは何か?
現地では、唯一伝説の民話が掲示されています。そこも含めて簡潔に説明していきます。
まず西表石垣国立公園は、
次の世代の為に自然を楽しめるような自然保護を保つ目的と役割があります。人工的では決してなし得ない自然な魅力はその地区一つ一つの財産となり、日本全体の自然な魅力の一部になっています。
そして、
屋良部半島御神崎とは、
※今すぐに姉の頭石の詳細を読みたい方はこちらからジャンプできます。
そのまま読み進めれば現地に訪れる前に他の歴史事実も解説していきます。
御神崎は、サンセットが特に望める景勝地であり、植物も自生しています。また、断崖絶壁から見る景色の先にはボートも航行しており、そこはマンタポイントとしても有名。
西表石垣国立公園の説明にダイビングポイントとありましたが、遊泳は危険とされていますね。
ここは御神崎ビーチとも言われていますが、南国気分が楽しめるゆっくりできるビーチではありません。荒々しい波が潮風とともに岬にうちつけます。
島の周辺海域の中でも潮風が特に強いので、ダイビングする際はツアー一環でダイバーとボートで移動します。利用されたい方はダイビングショップをご利用くださいね。
しかし、これからお伝えする御神崎は過去にあった出来事。そして、石垣島最西端に残る歴史物語をココに書きとめます。
御神崎に菩薩像と目の前の慰霊碑が在る歴史の話
昭和27年12月8日の午後3時頃。今から60年以上前に起きた八重山丸(船)が平久保半島を通過した辺りで、乗船していた犠牲者が遭難。この日は激しい北風が吹き荒れており、午後5時頃はさらに強風が吹きました。
屋良部崎、または御神崎が見えた頃に不幸にも操舵チェーンが切れました。自由が効かなくなった操舵は、やがて北風と荒波の勢いで横転沈没。那覇ー石垣間を航行していた八重山丸は乗組員7名、乗客3名は助かり、行方不明者35人が犠牲となりました。
以下、南無観世音菩薩の碑文であります。
この菩薩像は八重山丸遭難者遺族の会が海難で犠牲となった人々の御霊に対し白浄の信心を発して無上の菩堤を祈求精進し よって御霊の平安と船舶の航行安全を願って建立した
昭和五一年一二月八日
この菩薩像の目の前にあるのが、八重山丸の遭難で亡くなられた方々の慰霊碑。遭難にあった方々の名簿と碑文が刻まれています。
ここは風が強く、供え物も飛ばされてしまうほどの強風!実際、崖に近づけば近づくほど身体ごと飛ばされそうになります。足で踏ん張らなければいけません!大変危険な場所です。
柵は所々に手作りで張っているのみ。小さなお子様をお連れのご家族様は十分気をつけてお子様と手を繋いで歩いた方が無難でしょう。
あまり大きな声では言えませんが、観光名所でありながら〇〇名所でもある御神崎。この碑は人が集う御神崎から少し離れた場所にポツンとある。草が生い茂っており目立たなくなりましたが、霊感が強い方は観光として訪れるかどうかは考えものであります。
御神崎にある民話、伝説の物語。ブナリィッツブリィイシ(姉の頭)
岬から約20m離れた先に大きな岩があります。その岩の標高15m上に直径約2mの岩が画像に載っている岩にになります。物語を書く前に現実的に写真の岩について見ていきましょう。ズームアウトしますとこんな感じです。
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先ほどの画像と見比べますと、結構ギリギリのところに岩が置いて在るように見えないでしょうか?
この岩、今のところ落ちた事はないと言われています。台風の日もぐらつくことはあるといわれていますが、ギリギリのところで保っているようです(驚)
さて!
不思議なところに岩がありますが、この岩の名称は『別名:ふちぶい岩、またの名を、ブナリィッツブリィイシ(姉の頭石)』と言います。ここから先は伝説の物語として書いていきます。肝を冷やしますので、前もってお伝えしておきます。
以下、伝説の物語です。
昔々、石垣市名蔵地区に住む弟と姉がいました。だらしない弟は朝から晩まで酒飲みで働くことをしていません。そんな弟を持つ姉は真面目で働き者だったようです。
そんな弟の姿に、いたたまれなくなった姉は祖霊を敬い、先祖から代々残してくれた土地の資産を築いていってほしい気持ちから働くことを言い聞かせましたが、弟はムシをしていました。
そんなことが続き、ある日の夕方、姉が畑仕事から帰ってくると、弟は酒飲みの友人とみんなで酒盛りしている姿を目にします。完全に怒った姉はつい大声で弟を怒鳴りつけました。
弟は友人の前で恥をかかされたことに、逆ギレをして家に置いてあるナタを持ち出し、姉の首に切りつけました。
切り離された姉の頭はガブッと弟の首に食らいつき、弟を嚙み殺しました。そのままヒューッと空を飛んだ姉の頭は、御神崎の先の岬にてっぺんの岩の上にがっしりと噛み付いて現在に至ります。
引用:やいまタイム
これは、姉の頭が長年の月日で石になり、どんな強風や嵐、台風などの自然災害が起きてもそこから落ちたことはないと言われています。
たくさんの諸説がありますが、信じるか信じないかはあなた次第です。
石垣島の西側で最高の景色を望める御神崎の岩に在る伝説。現地に出向いてもこのような文言はありません。事前に調べなければわからない事が多い石垣島の民話でした。
しかし、石垣島をはじめ、八重山には伝説がある民話は他にもあります!今後、たくさんの石垣島の民話もお伝えして行く予定ですので、お楽しみに!
恐い話ばかりではありませんので安心してくださいね♪
続いて、今度は御神崎灯台の魅力について紹介していきます。
見てみましょう。
御神崎灯台について
御神崎は元はうがんざきと言います。現在はおんざき、おがんざきと言われており、中でも良く表現される言葉がおがんざきです。この言葉で灯台を表すと御神崎灯台(おがんざきとうだい)という呼び名が、一般的には浸透しています。
標高約37mの高台にある灯台の高さは17m。普段、灯台の中は一般公開はされておりません。しかし、年に1度、1日限定で一般公開される月が11月です。日にちは年度によってバラバラなので、事前にサイトでご確認することが可能です。
御神崎灯台を管理されているのは石垣海上保安交通課になります。こちらのサイトで御神崎灯台の一般公開をはじめ、新着情報なども記載されます。灯台好きには嬉しい情報がいち早くキャッチできる便利なサイトですよ!
ここで素朴な疑問として「なぜ11月のみ一般公開されるのか?」
こんな疑問もあるでしょう。
理由は、日本最古の灯台でもある観音埼灯台(神奈川県横須賀市三浦半島東端の位置)の着工日が11月1日であり、これを記念日という位置付けをして灯台記念日に指定し、分かりやすく一般公開日にされています。
ちなみに、神奈川県の観音埼灯台の完成日が明治元年(1868)12月29日。遡ると150年以上の歴史があります。年に1度の記念日を狙って石垣島の最西端のレアな景色を眺望できますので、石垣海上保安部のサイト情報もお見逃しなく!
また、灯台現地の看板にQRコードがあります。これは灯台カードといいます。
諸情報には灯台記念日などの情報を載せています。無料で入手できますので、灯台に訪れた際は、景色を一望しながら灯台の知識を深めることができますよ!また、石垣海上保安部のサイトからでも情報を見ることができます。
御神崎灯台下の展望台から見る景色
普段は灯台の下、展望台から景色を一望できます。天気の良い日は太陽が灯台を照らし、神々しい灯台を写すこともできます。電線は灯光に続いており、夜になると灯光が点いた灯台が見れます。
後ほど夜の御神崎灯台も紹介いたしますね。
御神崎灯台を目的に、階段を登りきったら後ろを振り返ってみましょう!ここは、来た道のりで駐車場がある道路。左は屋良部岳(やらぶだけ)。目の前に広がる海は屋良部崎の海。その奥にかすかに見えるのが西表島です。
南側には岬を超えた先に突起物の巨大な岩が見えます。その岩に荒波が打ちつけた痕の波しぶき。まるで蒸発したような白い泡が見ものです!
この場所は岬の位置にある為、縦横無尽に風が吹いています。片手に持っている携帯ですら手ブレが激しく、撮影に苦戦をしました(汗)。この事から飛ばされないようにゴム付きの麦わら帽子を推奨します。
自然観察が楽しめる御神崎灯台の周辺に咲くお花
駐車場からこちらを出迎えるように入り口付近に咲いたお花。これはテッポウユリという。4月〜5月にかけて咲くお花です。
珍しくひとりぼっちのお花を見つけた。記念碑の後ろに隠れて、可愛らしいから記念に撮影してみたが意外と絵になりました。
御神崎にはちょっとした感動がこういうところにある。一見、どこにでも咲いているように見えるお花たちだが、いざ撮影してみると花の魅力が際立つ。少し意識するだけでいい。
ポイントは御神崎と灯台がバックになるように写すことだ。
サンセットビューに続く夜の星空の景色!御神崎灯台が光るその瞬間
太平洋から最も近い場所がココ、御神崎。
ここは石垣島で最高のサンセットビューが望める有名なスポット!日中は荒波が岩に打ちつける姿を見て景観を楽しめますが、夕方にかけて徐々に自然の景色が変わっていく様子を楽しめます。
沈みゆく夕日の世界は目を離さないでほしい!海面に隠れる時が必見!言葉に表せないほどの優雅な海の色を堪能できます。
雄大な夕日が水平線に広がる。海の景色を黄金色に変えてくれます。吸い込まれそうになる非現実世界が御神崎から望めますよ!
サンセットビューに続く夜の星空!灯光が点く御神崎灯台は真っ白な姿から一点に光輝く。その上には無限に広がるマジックアワー!最西端だから望める圧倒的な自然の豊かさは絶景!!南西に向けてのドライブ。景色を望むなら御神崎灯台がオススメですよ♪
最低限知っておきたい御神崎と御神崎灯台の基本情報(住所・駐車場こみ)
1 名所/御神崎(うがんざき・おがんざき)
灯台名/御神崎灯台(うがんざきとうだい・おがんざきとうだい)
2 管理者/石垣海上保安部
3 郵便番号/〒907−0452
4 住所/沖縄県石垣市崎枝
5 営業時間/なし。
6 無料体験できるアクティビティ/御神崎見学。御神崎灯台からの景色。
7 利用料金/無料見学
8 お問い合わせ/0980ー82ー2809(石垣市観光協会)
※海で万が一のお問い合わせ先/0980ー83ー0118(石垣海上保安部)
9 お手洗い・販売機/アリ
10海水浴/遊泳危険看板アリ。海水浴はオススメしておりません。予めご了承ください。
11無料駐車場/アリ約10台
こんな方に訪れてほしい!
・石垣島で最高のサンセットビューを一望されたい方!
・石垣島の荒波を魅了されたい方!
・伝説のふちぶい岩の景色を一望されたい方!
崖周りは滑りやすい為、小さなお子様は岬周辺を走りまわらないようにしっかり手をつなぎましょう!
御神崎まで最短アクセスルートを紹介
歴史・伝説・景観さまざまな魅力が詰まった御神崎までどのルートで行くのか?分かりやすくひと気が最も多い新石垣空港・離島ターミナル・市街地中心地であるユーグレナモール(お土産市場)3スポットから御神崎に向かう最短アクセスルートを表してみた。
スムーズに御神崎にたどり着けるようあなたの手助けになれたら幸いです。
↓↓↓グーグルマップ/新石垣空港→御神崎駐車場/車
[新石垣空港→御神崎駐車場までの基本情報]
1 アクセス時間/新石垣空港→御神崎駐車場 まで約35分
2 距離/約24.7㎞
3 タクシー予算料金/約¥5140円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/離島ターミナル→御神崎駐車場 /車
[離島ターミナル→御神崎駐車場 までの基本情報]
1 アクセス時間/離島ターミナル→御神崎駐車場まで約31分
2 距離/約19.8㎞
3 タクシー予算料金/約¥4060円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/市街地(ユーグレナモール)→御神崎駐車場 /車
[市街地(ユーグレナモール)→御神崎駐車場までの基本情報]
1 アクセス時間/ユーグレナモール→御神崎駐車場まで約30分
2 距離/約19.6㎞
3 おおよそのタクシー料金/約¥4000円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
【外伝】御神崎は『神が降臨する聖地』
御神崎は神が降臨する聖地として人々の崇敬を集めてきました。古くから伝わる御神崎周辺の海域は航行の難所としても有名。御神崎は琉球時代から伝統でもある神女(ツカサ)と言われる方が航海安全の祈願を行う聖地でもあります。
石垣島をはじめ、八重山、沖縄の歴史は本州とは異なる独特の民話があり、伝統文化として伝承しています。
そしてココ、御神崎は伝説が在る風光明媚(ふうこうめいび)の観光スポットであり、歴史の事実が物語る菩薩とその碑が在る意義深い場所として後世に語り継がれていきます。
表面はキレイなサンセットスポットとしての顔を持ち、
真実は、荒波、歴史、伝説の物語として知る人ぞ知る怒涛の顔として。。
【関連】御神崎の隣には川平の地形が眺望できる崎枝ビーチがあります。シークレットビーチの位置付けでしたが、ある事件がキッカケで話題に。詳細な事件を知りたい方はこちらからどうぞ。 |
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絶景を望みたい灯台も比較ができますので、参考になりましたら幸いです。
※本記事の情報は他サイトの情報を参考にしたものや現地で体験された時点の情報であり、情報の正確性を保証するものではありません。最新の情報は各スポットの連絡先までお問い合わせください。
岬の先には奇妙な石があります。通称『姉の頭』といわれる伝説の石です。