「VERA(ベラ)」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
近年、石垣島の隠れシンボルだったところに定番撮影スポットが人気を集めている。
観光客にもお馴染み。石垣島に訪れたなら一度は見ておきたい、期待を裏切らないスポットがある。むしろ期待をはるかに超える絶景!!
島の自然の景色とは異なる。良い意味で裏切られる。行けば理解できる。その道のりは、目的がなければ通らない林道。険しい道のりだが、暗くなってからこそ絶景と言う人もいる。「何が絶景なのか?」アレを見れば必ず理解できるだろう。
VERA石垣島観測局を撮影しに行こう!
VERA石垣島観測局について
撮影スポットとして観光名所で知られているVERA石垣島観測局。
冒頭でも書いたが、ここで言う絶景とは、写真で見るのと実物ではワケが違う。写真は参考程度に見ていただきたい。
一言で表すならとにかく
「デカイ!」
急に目の前に飛び込んでくる巨大ロボットの様子!定期的に動き出すロボットのエンジン音は、トランスフォーマーが脳裏に浮かぶだろう。島の自然に囲まれたVERAの魅力についてお伝えしていきます!
VERA石垣島観測局の魅力とは!?
日本全国のVERAの数は、
岩手県の水沢観測局。東京都の小笠原観測局。鹿児島県の入来観測局。そして、沖縄県の石垣島観測局の合計4箇所にVERA観測局が設置されています。
さて、このVERA石垣島観測局とは、どんな役割と目的があって設置されたのか、気になりませんか?
そもそもVERA(ベラ)という単語に普段の生活で馴染みがありませんよね?まずは名称からその意味を掘り下げてお伝えしていきます。以下、VERAの引用です。
VERAとは、
銀河系の3次元立体地図を作るプロジェクトです。
VLBIという電波干渉計の手法を用いて、銀河系内の電波天体の距離と運動をこれまでにない高い精度で計測し、銀河系の真の姿を明らかにします。
国立天文台を中心に、多くの大学や研究所からさまざまな分野の研究者が参加し、2003年から観測が始まっています。
※VERAとは、「VLBI Exploration of Radio Astrometry」を略したもので、「VERA」はラテン語で「真実」を意味します。
引用:VERAとは-VERA
普段、銀河系のことに携わってなくても、「宇宙や、星のこと」はイメージできたのではないでしょうか。実は銀河系は我々と切っても切り離せない大きな関係があります。
銀河系とは、
太陽のような恒星が、数百億~数千億個集まった星の集団を銀河と言います。銀河は普通、中心部が膨らんだ円盤状をしています(楽器のシンバルを合わせたような形)。
銀河のうち、我々が所属しているのが銀河系です。銀河系の星々を内側から見たのが天の川なので、銀河系のことを天の川銀河とも言います。太陽系は、太陽の重力がおよんでいる範囲をいいます。太陽を中心に回っている星や小天体の集団です。
天の川は沖縄方言ではティンガーラと言います。日常的にもたまに使われることがあり、特に星空ツアーのガイドさんが良く表す方言ですよ♪
つまり、我々が住んでいる場所は銀河系に所属しており、その周辺の銀河系を最も高い精度で観測(星の位置と運動)しているのがVERA石垣島観測局です。
その大きな役割は、直径2300㎞の巨大望遠鏡と同じ性能を発揮することができると言われています。
※実際に望遠鏡の中を覗けるものではありません。
以上の引用を理解したところでVERAの役割と目的を簡潔にまとめますと合計6つありますよ!
このプロジェクトの目的は、初めの引用にありましたように、「3次元立体地図を作る」ことがVERAの目的!少しずつ、確実にこれまでになかった星々の位置と運動を明らかにしています!
世界最高の成果を生み出す3次元立体地図の完成形!今後も、VERA石垣島観測局に注目です。
夜のVERA石垣島観測局は絶景!!
VERAが人々に与える影響は、見た目から入るインパクトです!特に夜になると、オレンジ色にライトアップされたVERA石垣島観測局はスペースシャトルのような圧倒的存在感を発揮!
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暗くなった時間帯でVERAを見ると「恐い!バケモノ!」という見方をされる方もしばしば。。
しかし、ほとんどの方は口を開けて見上げてしまう。ほんの数秒感があなたの許容範囲を超えた脳みそを整理する時間が無意識に働くだろう。
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VERA石垣島観測局の基本情報
1 スポット名/VERA石垣島観測局(ベラいしがきじまかんそくきょく)
2 郵便番号/〒907ー0004
3 住所/沖縄県石垣市登野城嵩田2389−1
4 営業時間/不定休
・構内は24時間営業
・観測室内の営業時間は10:00分〜16:30分※昼間は研究室でパンフレットの配布をしています。
5 VERA見学料/観測の見学は無料
※現在は研究室内の定期的な見学はしておりませんが、パンフレットは頂けます。
6 無料駐車場/あり。
7 お問い合わせ電話番号/0980−88−0011
8 設備/本部の岩手県にある水沢観測局の監視カメラ設置あり。
※何か問題があれば石垣島観測局まで連絡が届きます。注意喚起の柵には近づかず、見学するようにとどめましょう。
・ベビーカー立ち入り可、雨の日も見学可。
9 ホームページ/VERA石垣島観測局
こんなあなたにVERA石垣島観測局はオススメ
・島の自然だけでは物足りない!巨大物質の記念撮影をされたい方にオススメ!
・インスタ映えにオススメ!『#VERA石垣島観測局』
・直径2300㎞の巨大望遠鏡を見てみたい方はオススメ!
VERA石垣島観測局の見どころ
・定期的にVERAが動くところは見どころ!
・夜はVERA全体の夜景を見上げるようなかたちで望めます。
↓↓↓グーグルマップ/VERA石垣島観測局の詳細マップ
VERA石垣島観測局の標識から林道が続きますので、夜間はハブやカエルが道路に出没することが多々あります。車の道中は街灯がなく、道も狭いカーブが続く為、スピードには気をつけて走行されてくださいね。
人気のある場所からVERA石垣島観測局まで最短ルート紹介
VERA石垣島観測局までどのルートで行くのか?
分かりやすくひと気が最も多い新石垣空港・離島ターミナル・市街地中心地であるユーグレナモール(お土産市場)
3スポットからVERA石垣島観測局に向かう最短アクセスルートをグーグルマップで表してみた。スムーズにたどり着けるようあなたの手助けになれたら幸いです。
↓↓↓グーグルマップ/新石垣空港→VERA石垣島観測局/車
[新石垣空港→VERA石垣島観測局の基本情報]
1 アクセス時間/新石垣空港→VERA石垣島観測局まで約26分
2 距離/約14.3㎞
3 タクシー予算料金/約3160円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/離島ターミナル→VERA石垣島観測局/車
[離島ターミナル→VERA石垣島観測局までの基本情報]
1 アクセス時間/離島ターミナル→VERA石垣島観測局まで約26分
2 距離/約10.9㎞
3 タクシー予算料金/約2560円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/市街地(ユーグレナモール)→VERA石垣島観測局/車
[市街地(ユーグレナモール)→VERA石垣島観測局までの基本情報]
1 アクセス時間/ユーグレナモール→VERA石垣島観測局まで約26分
2 距離/約10.7㎞
3 おおよそのタクシー料金/約2500円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
路線バスで訪れる方へ
市街地にあるバスターミナルからバス停(嵩田)までのアクセス時間と料金は東運輸石垣バスターミナルにお問い合わせくださいませ。
嵩田のバス停からVERA石垣島観測局まで徒歩約30分で着きます。ただし!夜は道が暗く、ハブも出没しますので、オススメはしません。※時間帯は多少変動があります。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/バスターミナルの詳細マップ
【石垣バスターミナル基本情報】
1 施設名/東(あずま)運輸株式会社
2 郵便番号/〒907−0012
3 住所/沖縄県石垣市御崎町3番地
4 TEL0980−87−5423
5 ホームページ/http://www.azumabus.co.jp/
最後に
VERAプロジェクトは国立天文台水沢(本部:岩手県)が銀河の地図作りしています。石垣島にも天文台がある。日本最西南端にある石垣島天文台では、無料で星空の観測と4D2Uシアターを開いています。
石垣島は全国の88星座のうち84星座が見れることで有名観光スポット!青い海と青い空を見上げた後に夜の輝きを見て島の自然だけを満喫できます。有名どころで言えば南十字星とティンガーラ(天の川)をオススメしますよ♪
※施設内は営業日であれば無料見学できますが、観測やシアターは予約必須になっております。たいへん人気のため早めの予約をオススメします。
ホームページはこちらからどうぞ➡︎石垣島天文台
【関連】合わせて、石垣島天文台の記事を読めば、知識が深まります。 |
▶︎銀河系の真の形と運動を明らかにします。
▶︎未知の暗黒物質の量と分布を明らかにします。
▶︎星や惑星が誕生しているようすを観測し、その成長を調べます。
▶︎宇宙論に役立つ新しい宇宙のものさしを作ります。
▶︎地面の動きや地球の回転を計ります。
▶︎『かぐや』などの衛星と協力して月や惑星の研究にも貢献します。