- かまぼこの調理法を知ることでかまぼこそのものの特徴がわかる
- 八重山かまぼこの歴史から揚げかまぼこの魅力がわかる
- 八重山かまぼこの中でも人気高い「たらし揚げ」をプチ紹介
皆さまおなじみの蒲鉾（かまぼこ）は、白身魚を原料とした練り製品。ご家庭の食卓やお店など、様々な料理に使われたり、またそのままでも美味しい食材です。
そんな日本人が大好きなかまぼこは、素材の味そのものを楽しむことができるご当地グルメとしても、全国で人気。かまぼこの製造方法から調理法まで、その地域によって異なることもあり、一言では表せない魅力がかまぼこには詰まっています。
今回ご紹介する石垣島発祥の「八重山かまぼこ」も、一般的なかまぼことは違った八重山独自の製造方法と調理法があり、現地では家庭料理のおかずとして召し上がったり、お酒のつまみにしたり、地元の人から島外の人まで人気のあるご当地グルメの一つです。
そんな地元の人から島外の人にも愛される八重山かまぼこの魅力について「かまぼことはそもそもなんなのか？」という部分から掘り下げて、八重山かまぼこの歴史から人気の理由についてもご紹介していきます。
かまぼことは？
蒲鉾（かまぼこ）とは、「白身魚をすりつぶして、練り込んだ後に蒸し焼きした加工食品です。」食べると歯応えと弾力性のある食感が特徴的です。
かまぼこの起源はいまだ不明ですが、平安時代から蒲鉾の名称があったと言われています。その蒲鉾の名前の由来は、竹の棒を筒状に巻いて作った形が草の一種「蒲（がま）の穂」に似ていたことから、「蒲鉾」と名付けられたとされています。
その「蒲鉾の調理法」は、蒸し・焼き・揚げ・茹でと、主に4種類あります。
- 蒸しかまぼこ・・・全国的にも最もポピュラーなかまぼこ。「板付き」で販売されることから板かまぼことも呼ばれます。味は他の調理法よりも比較的甘めに作られます。
- 焼きかまぼこ・・・歴史上、最も古い調理法とされています。素材そのものの風味を楽しめるのも焼きかまぼこの魅力です。主にちくわが知られており、チーズなど具材を挟んで食を楽しむことができます。
- 揚げかまぼこ・・・八重山では「八重山かまぼこ」で知られており、全国的に生産量が最も多い揚げかまぼこは「さつま揚げ」として知られています。沖縄では料理の「おかず」泡盛の「つまみ」として主に食されています。
- 茹でかまぼこ・・・おでん料理に出てくる「はんぺん」やラーメンのトッピングに出てくる「なると巻」があります。茹でかまぼことしての名称はあまり浸透していなく、一般的な料理のおかずの中でもサブ的なおかず料理として親しまれることが多いです。
八重山かまぼこは揚げかまぼこ
そして沖縄県をはじめ石垣島や宮古島列島などの八重山諸島では、「揚げかまぼこ」が主流。現地の方言で「ちきあぎ（付揚）」とも呼ばれています。
揚げかまぼこの歴史は比較的新しく、薩摩藩（当時の鹿児島県）が琉球国（当時の沖縄県）を支配しようとした17世紀以降に始まりました。
当時の揚げかまぼは、「薩摩揚げ（さつまあげ）」または「てんぷら」の名で全国に広がったと言い伝えられた歴史があります。
現在は沖縄県をはじめ、八重山諸島で石垣島特産品の揚げかまぼここと、「八重山かまぼこ」が地域団体商標に登録されています。
例）八重山かまぼこ：八重山で獲れた白身魚を原料にしていることから、その地域の役務もあり、油揚げを用いた調理法も全国的に主流ではないため、八重山独自の文化が密接な関係性があるとされて「八重山かまぼこ」が地域団体商標に登録されています。
八重山かまぼこ最大の魅力と人気な理由
八重山かまぼこ最大の魅力は、油で揚げるその製造方法にあります。八重山近海魚の白身魚が練り込まれた生地を揚げることでしっとりとした舌触りとなり、白身魚の旨味も閉じ込められます。八重山でしか味わうことのできないご当地ならではの美味しいさです。
八重山かまぼこの中でも特に人気な「たらし揚げ」は、様々な具材や味付けなど、その種類は、様々な自分好みの「たらし揚げ」の味付けをチョイスして、家庭料理のおかずにしたり、お酒のつまみにして晩酌のお供にオススメできます。
また、八重山かまぼこは美味しいだけでなく、魚肉を原料にしているためタンパク質を多く含んでいますので、筋トレやダイエット中の食事にも最適です！
「八重山かまぼこ」の歴史を感じながら、皆様も是非一度、「八重山かまぼこ」を召し上がっていただきたいですね。
当メディアでは「八重山かまぼこ」を製造している石垣島の「マーミヤかまぼこ石垣島本店」に実際にお邪魔して、その魅力を対談レポートをまとめました。
