2020年7月1日、地域団体・協議会・環境省を中心に米原ビーチ利用ルールが本格的に運用開始されました。ルールを設けた理由は自然保護の周知です。
ルールに基づく自然保護とは、
“サンゴの自然形態を保護する目的と熱帯魚の採取が禁止である事実を周知していただけるようポスター・チラシを米原ビーチで運用を開始しました。
これから解説する本格運用を知っておくことで、本来の米原ビーチの正しい遊び方を知ることができます。”
特に、米原ビーチで遊んだり普段から携わっている方で「米原海岸利用ルールの本格運用の開始について」を知っていますか?まだ読んだことがないのなら必読です。
[記事内]米原ビーチの利用ルールについて
米原ビーチは誰かが管理している訳ではなく、米原ビーチに精通している周辺のマリンショップなどの地元団体が普段からパトロールをして管理をされています。
(お知らせ)米原海岸利用ルールの本格運用の開始について
- 野生の生き物は捕らないでください。
- サンゴを踏まないでください。
- 野生の生き物に餌やりをしないでください。
- 水中銃を使わないでください。
- 環境に優しい日焼け止めを使いましょう。
- 遊泳時にはライフジャケットやウェットスーツを着用し、ラッシュガードで身を守りましょう。
- 荒天時(警報発令時・台風接近時・通過時)の遊泳は非常に危険です!
せっかくなので「米原海岸利用ルール」を読んでの感想を書いておきます。ただし正確性を保証する内容ではない為、参考程度に留めていただけましたら幸いです。
1|野生の生き物は捕らないでください。
わかりやすく釣りなどNGです。
熱帯魚をはじめ、そこに生息している生き物は自然です。人に与える影響として、みんなが観察に訪れる為に全国各地からお越しになる観光客もいるという認識でOKです!
「なぜ石垣島を選んだのか?」
「なぜビーチを選んだのか?」
「なぜ米原ビーチでないといけないのか?」
「なぜビーチに訪れて海中に入るのか?」
「海中に入って何を目的に観察したいのか?」
世の中にはこれだけ掘り起こしてピンポイントで、たった一度きりの人生を楽しみに、わざわざ米原ビーチの熱帯魚を観察する目的に訪れる方がいるというのを改めて認識させられませんか?
このルールを設ける背景には、自然保護を知らないで捕る方がいるからこそ、周知させる意味が込められているように感じます。
逆に、それだけ米原ビーチの熱帯魚は絶対的に人々を魅了するスポットなんだと関心します。
とはいえ『ファイティング・ニモ』のディズニー映画にもなったカクレクマノミを野生で見たら捕りたくなる気持ちもわからなくもないですが…
「自分が身に覚えのない宇宙人に捕まって勝手に飼育されたらどうですかね?」地獄ですよ。。海に入るにも観察させてもらっているという謙虚な気持ちが自ずと大事になってきませんか?
2|サンゴを傷つけないでください。
知らず知らずに利用された方がサンゴを踏んづけてしまっている事実もあるんですよ(汗)
「普通に浅瀬の海を歩いていたら誰でも踏んでしまいますよ?」これが原因の1つ。「なんでサンゴを踏んづけてしまったらダメなのか?」
それはエメラルドグリーンが大きく関係しているんです。
これが米原ビーチのエメラルドグリーンです。
「これを読んでいる皆さんはエメラルドグリーンというキーワードは聞いたことがありますか?」
簡潔に言いますと、エメラルドグリーンは透き通った海にキラキラした宝石のような緑色のことを言います。「これはサンゴが生み出している事実、知ってましたか?」
つまり多くのサンゴ群落があって、エメラルドグリーンが成り立っています。
このサンゴを知らず知らずに踏んづけていればどうなるか…いうまでもないですがエメラルドグリーンの魅力も衰退します。結果、あなたの楽しみにしているオーシャンビューも魅力半減になるということです。。
「誰だってカラフルなサンゴ・熱帯魚も観察したいですよね?」
「水平線のオーシャンビューを眺めたいですよね??」
正しいビーチ遊びを知るということはあなたがサンゴを守ることに繋がります。
幸い、石垣島の海は透明度は高いのでしっかり地面を見て歩けばサンゴを避けて進めます。あなたがサンゴを踏めば「パキッ」という音が鳴ります。これがサンゴを踏んだ時の証拠。
そして、サンゴは動物です。
パキッと踏めばサンゴという生き物を1つ踏んでいます。あなたがキレイと言った、サンゴが生み出しているエメラルドグリーンを確実に衰退させているという事実です。
しかもそれを知らないでいる。だから利用ルールを周知しましょう!と環境省が動いたといえば理解が深まりませんか?
3|野生の生き物に餌を与えないでください。
餌にはいろんな成分や添加物が入っていて海の環境に適していないものもあります。ジワジワと蝕んでいきますよ。。蝕めば蝕むほど、そこに生息する全ての自然が確実に悪影響に及び、海全体によくない状態になっていきます。
事情を知らないで良かれと思い、魚が餌を食べる様子が「かわいい!」と思っても、翌日に餌を食べた魚の悲劇はどうなっているか…あなたに想像できますか?
それを見た別の人がまたやるんですよ?良かれと思い…人の行動で良くも悪くも自然を容易く活かすも殺すもできるんですよ??「あー!楽しかった!!」と言っている間に。。
4|水中銃などは使わないでください。
1番の「野生の生き物を捕らないでください。」と同様です。捕るということは「食べるか、飼育するか、売るか?」どちらかに当てはまりますよね?
この行為について「食べれば活力になるし、飼育すれば癒しになるし、売れば生活が潤う。」しかし、これらは自分達だけが喜びますよね?
同時に米原ビーチの海の観察を楽しみに来ている人たちはどうなるでしょう?….それでも我が物にしたいのなら沖縄県漁業調整規則に違反になります。
≫沖縄県漁業調整規則
5|環境に優しい日焼け止めを使いましょう
通常の日焼け止めだと添加物や成分が海に悪影響を及ぼします。
しかし『サンゴに優しい日焼け止め UVカット ナチュラル 日焼け止め』ならサンゴに影響は与えずにあなたの肌を守ってくれますよ。日焼け止めを活用されたい方にオススメの一品です!
天然素材なので、サラサラしてベタつかず、自然にも人にも優しいですよ♪
6|遊泳時にはライフジャケットやウェットスーツを着用し、ラッシュガードで身を守りましょう。
上記の5番『環境に優しい日焼け止めを使いましょう』にも当てはまりますが、日焼け対策なら最もオススメの防止対策になりますよ。
日焼け止めは補助的な役割で十分です!
日焼け以外にも、海にも危険生物いるのはご存知だと思います。特にハブクラゲ!ウェットスーツやラッシュガードなどを着用しておけば防止に繋がりますので、事前準備はした方がいいですよ。
石垣島のもう1つの海の顔!ハブクラゲ対策を怠るな!に記載しています。
また、米原ビーチは北風をモロに受けやすく沖合に流されやすいです。ライフジャッケットは念の為に、必要です。特に個人シュノーケル目的の方はなおさらですね。
参考までに、ライフジャケットやウェットスーツについて『米原ビーチの事故対策を紹介した記事』に記載しました。
7|荒天時(警報発令時・台風接近時・通過時)の遊泳は非常に危険です!
私たちは海の自然を満喫させていただいています。自然を相手に「ちょっとだけなら大丈夫だろう」という甘い考えが多くの犠牲者の後を絶ちません。。
現に米原ビーチは事故が続いた教訓もあります。(死亡例あり)人が多いにも関わらず監視員など管理が不十分です。
注意ポイントは北風です。北風が強く吹けばモロにリーフカレント(離岸流)まで流されやすいです。主にシュノーケル・ダイビング目的であれば個人よりもツアーが安全でオススメです。
参考までに、米原ビーチでツアーを利用されたい方は米原ビーチ目の前のジェリーフィッシュのマリンショップがオススメです。
私たちを魅了する自然ビーチは、時に人間に牙を剥くこともあるという事実を肝に命じておきたいものです。安全を第一に考えてくれるマリンショップは必須にしておきたいですね。
『米原ビーチ周辺』もルールが明確になりました。
- ビーチ辺で火付けはご遠慮ください。
- バーベキューは隣の米原キャンプ場をご利用ください。
- 音楽の騒音はお控えください。
- ビーチでタバコは吸わないでください。喫煙場所にてご協力お願いします。
- 利用者が多い時はドローンの使用は控えてください。
- 砂浜からサンゴの欠片・砂の持ち帰りはご遠慮ください。
- ゴミの持ち帰りのご協力をお願いします。
- 車・バイクのビーチまでの乗り入れはご遠慮ください。
- 米原ビーチ専用駐車場をご利用ください。
- 着替えは適切な場所で行い、集落内を水着で歩かないでください。
良く良く考えてみたら全て常識的なことですよね?
規制、規制、規制と伝わったていたら申し訳ないのですが、これらは元々あったルールでもあり、人としてのモラルでもあり、これをチラシ・ポスターなどでルールが伝わりやすくなりました。
そもそもなぜ米原ビーチに利用ルールが付いたのか?【他ビーチと比較してみた】
あえて一地元民の視点でお伝えしますが、「自由なんですよ。キレイすぎるんですよ。だから人が溢れるんですよ!」つまり人気すぎるんですよね汗
同じ天然ビーチでも管理が行き届いている底地ビーチは、監視員・ハブクラゲ防止対策ネットもあって安全性に優れています。
【関連】ハブクラゲ防止対策ネットが張られた4つの安全ビーチを読めば、お子様も安心して泳げますよ。
今回ルールが出来たことで、安全性の周知に繋がり、より不動の人気になることでしょう。遊び方の魅力は本格シュノーケル米原ビーチに記載しています。
最後に
本質の話をするようですが、ルールが設けられる最大の理由は「人と自然の関わりにあります。」つまり自分はルールを守っていても、ルールを知らない他人からすればそれはなんでもないことになります。
それを見た別の人が「あれ?いいのかな?」というように、例えば裸体で強風があるにも関わらず泳いでいれば「あの人がやっているのなら自分もやろうかな」というように。
1人が信号無視をやれば「自分も大丈夫だろう」というように。これは複数の人がいて成り立つ現象ですよね?
しかし、大勢の人が信号のルールを守っていたら、1人の人間ははみ出すような行動は慎みたくなりますよね?米原ビーチにも同じようなことが起きています。
みなさん自分の考えを持っています。もちろんこれを書いてる筆者も同様です。個人の解釈でどうにでもなってしまうので、『ルール』が運用されました。
今回の利用ルールは取り締まるわけではありません。あくまでもみなさんでルールを基に正しく遊ぶ目的をわかりやすくしました。
「米原ビーチはあなたを取り締まりません。」
「米原ビーチはあなたを温かく迎えてくれます。」
そして、「米原ビーチはあなたを魅了し癒しを与えます。」
「それでもあなたは小さな命を乱獲をしようと考えますか?」
「ゴミを捨て去り、自然に害を与えようとしますか?」
「サンゴをバキバキと踏み潰したいと考えますか?」
全てはあなたの心がけ次第で、米原の海は良くも悪くもありのままの姿を見せます。あなたならゴミを見かけたらどうしますか?
この記事は米原海岸利用ルール(お知らせ)を基に独自の視点から解説された内容です。
この後の米原ビーチの魅力を知りたい方は、『本格シュノーケルは米原ビーチ!駐車場事情と事故対策を別記事で紹介しています。』
↓↓↓米原ビーチの詳細マップ
※本記事の情報は他サイトの情報を参考にしたものや現地で体験された時点の情報であり、情報の正確性を保証するものではありません。最新の情報は各スポットの連絡先までお問い合わせください。