「ガイドブックには載っていない石垣島のビーチは人気がない!?」
それは知られていないだけです。
石垣島はガイドブックに載っていないビーチがほとんど。本当に島の海が好きな人だけが訪れる、コアなリピーターや静かな場所を好む方にピンポイントでマッチします。
南の島といえば独特の島時間(方言:ウチナータイム)。背景は穏やかなさざ波の静けさがイメージできるでしょう。石垣島を知りたい、あなたが島を知ろうとすれば自ずと辿り着くことができる。
島の本音の顔を持つビーチの一つ、崎枝ビーチに辿り着いたあなただけに教えよう。
[記事内]崎枝ビーチについて
崎枝ビーチ、またの名を『巻き貝ビーチ』と言います。特徴は、入り口から右側を見て川平の景色が一望できます。崎枝ビーチから見る川平の景色は北部にある玉取崎展望台(たまとりざきてんぼうだい)から望む平久保の地形(愛称:シーサーのしっぽ)に似ています。
【関連】本場シーサーのシッポが望める!?テレビで石垣島のイメージが定着した玉取崎展望台の景色をみたい方はこちら。 |
川平の景色がまるで孤島のように浮かび上がっている眺望が楽しめますよ。
崎枝ビーチの形は逆C字型に広がっており、まる〜く円を描くような綺麗な砂浜が印象的!
後方には屋良部岳(やらぶだけ)から流れてきているであろう清流の音が聴こえてきます。
清流は砂浜を伝ってビーチの向こう側に流れる川の景観。清流を浴びるとほどよい冷たさが爽快感でシャッキとしますよ!
夏は大人からお子様まで半身浴後の潮抜きにオススメ!
しかし、注意していただきたいのは川が流れる入り口は岩の上にあります。大人の方なら簡単に登れそうですが、範囲は広くありません。
小さなお子様ははしゃいで滑り落ちないように、大人の方が用心の注意をはらいながら浴びてくださいね。
また、トゲトゲの草が生い茂っていますので、周囲の草木には気をつけましょう。
逆C字型のビーチ+清流が流れる川。ここは、石垣島のクリスタルビーチにも似ています。クリスタルビーチにシーサーのしっぽに似た川平の景色。崎枝ビーチは、石垣島の様々な景色を融合させた魅力がギュッと詰まっている印象を受けますよ♪
そんな島の顔を合わせ持つ崎枝ビーチ、ココでしか見ることのできない特徴的な岩があります。
おにぎり岩と呼ばれる愛称で崎枝ビーチのシンボル!目の前に広がるエメラルドグリーンは浅瀬のサンゴがクッキリ!サンゴが活き活きしている様子を眺めながら、おにぎり岩でおいしいおにぎりをいただけそうです♪
ここで、2分弱の動画をおにぎり岩と崎枝ビーチの景色とBGMとともに見ていきましょう♪
近年の石垣島の海は、浅瀬のサンゴの白化現象が目立ってきましたが、崎枝ビーチのサンゴは健在!
ここは浅瀬のシュノーケルはもちろん、沖合にはボードが停まっていることが多く、ダイビングスポットとして人気が高いビーチ、でした。。
でしたというのは、次の見出しに預けています。自然が築いた天然ビーチは人を魅了する喜怒哀楽の表情があることを知っておいてほしい。
崎枝ビーチで発見された台風とサメによる悲劇
近年、石垣島の旅行者が増えるに連れて移住者も増加。背景は石垣島のキレイなビーチであることが注目されております。
しかし、島の台風事情を知らない方も多く、台風前後にシュノーケルやダイビングをするのは無謀です。
現にこの海で台風とサメによる事故で見つかった方がいます。
事故に遭われた方は川平湾にレンタカーを停めたままだったそうです。事件を推測するにあたり川平湾付近でシュノーケルをした後に溺れた。その後にサメによる事故があったのでないかと言われています。川平湾は遊泳禁止区域であり、潮の流れが早いことで有名。
ただ、この事件が起きた原因は明確になっています。それは沖縄全域を脅かす台風です。
これは沖縄に住んでいるから理解できる台風の脅威。沖縄の台風は本州と比較した場合、脅威のレベルに違いがあります。ここでは台風の違いについて書きませんが、台風による人に与える海の影響はリーフカレント(離岸流)=外海への強い流れが特徴。
ましてや、普段から潮の変わり目が早いと言われる川平湾。この事件はサメが関わっていたことで有名になりました。シュノーケルでサメの被害は少ないという点です。
沖合から先はサメがいる以上、シュノーケルにはあまり関係がなさそうですが、この事件でそれが台風と個人で沖合近くまで出向いた、もしくは流されたということが原因です。
いくらキレイなビーチとはいえ、自然は人に癒しも与えますが、時として牙を向ける時があります。悲しい思いをしない為にも台風前後の3日間を目安にして、潮の満ち引きを把握されることが重要です。波や風が強い時は景色を見ることにとどめておきましょう。
崎枝ビーチでシュノーケルは向き?不向き?
崎枝ビーチは上記でもお伝えしましたように、浅瀬のサンゴが広がっています。ということは?サンゴ観察のシュノーケルに向いている、と言いたいですがそもそも遊泳禁止になっています(泣)
浅瀬にもサンゴが広がっているところを見ると、踏んづけてしまわないように注意が必要。「パキッ」と音がしたらサンゴを踏んだ証拠。大きいサンゴで、再生するのに10年と言われているほど成長が遅い。。
島の自然、サンゴがあって初めてエメラルドグリーンと言われる現象が成り立ちます。みんなが求めるサンゴの海をいつまでも保つ為に、ちょっとしたあなたの配慮がエメラルドグリーンをいつまでも見せてくれますよ♪
崎枝ビーチ潮の満ち引きを把握して違った景色を楽しめます。
上記でもお伝えしたように、潮の満ち引きを賢く身に付けておくと、シュノーケルやダイビングなどの海中観察だけでなく、ビーチの様々な景色も魅了できます。その判断材料に適した情報が潮位表です。
潮位表は数字と図表を用いて明確に潮の満ち引きを表している天気予報のような役割。潮位表を理解できれば今後の石垣島の海遊びを身に付けることができる優れものです!事前に予定を立てる上で大いに参考になりますよ。
↓↓↓
潮位表 石垣島 満潮・干潮予測
崎枝ビーチの危険生物ハブクラゲとカツオノエボシに備えて対策を紹介!
禁止、という点では何も海に入ることがダメと言っているわけではありません。膝下までパチャパチャする程度なら泳いでいるわけではありませんので原則、問題はありません。しかし、浅瀬にも危険生物が出没しますので、対策と一緒に見てていきましょう。
崎枝ビーチはハブクラゲやカツオのエボシ対策として遊泳できる範囲の防止ネットが引かれていません。遊泳禁止だから仕方がありませんが。。特に7月〜9月の海は注意が必要です!
ハブクラゲに刺された時の対策
・お酢をかけて対処します。※酢がなければ海水をかけてください。
・かゆみが出ますので塗るステロイドの持参をオススメします。
【関連】合わせて、石垣島のハブクラゲ対策の術を下記のリンク先でお伝えしてます。
この記事を読めば、石垣島ビーチを安心して快適に楽しめる術を知ることができますよ。
崎枝ビーチでカツオのエボシに刺された時の対策
・海水をかけて触手を取り除きます。
・かゆみが出ますので塗るステロイドの持参をオススメします。
・絶対に酢をかけてはいけません!
【関連】石垣島のカツオノエボシ対策の術を下記のリンク先でお伝えしてます。ハブクラゲの記事と合わせて読めば、安心して快適なビーチを楽しめる術を知ることができます。
※カツオのエボシは最近、見かけなくなりました。しかし、珍しいからこそ危険もあります。ビーチは好奇心をそそる場所。色鮮かなカツオのエボシは見方を変えれば毒毒しい生き物です。
崎枝ビーチの基本情報
[崎枝ビーチの基本情報]
1 名所/崎枝ビーチ(さきえだビーチ)愛称は『巻き貝ビーチ』と言います。
2 郵便番号/〒907−0452
3 住所/沖縄県石垣市崎枝
4 営業時間/なし。
5 見どころ
①川平の景色を一望できる!
②屋良部岳から流れる川で潮抜き
③おにぎり岩をインスタ映え!『#崎枝ビーチ』
④浅瀬のサンゴ観察
6 利用料金/無料
7 設備/販売機・休憩場あり。※お手洗いなし。
※崎枝ビーチ周辺は飲食店や売店もありませんので、事前に弁当など持参することをオススメします。
8 駐車広場 /あり。※休憩場周辺に5台分駐車できます。
9 ハブクラゲ対策ネット/なし。
10監視員/なし。※予めご了承ください。
11海水浴/遊泳禁止看板あり。ご利用されたい方は、ビーチエントリーではなく、マリンショップでボートのご利用をお願いします。
↓↓↓グーグルマップ/崎枝ビーチの詳細マップ
崎枝ビーチまでの最短アクセスルート
シーサーのしっぽが眺望できる川平の景色。崎枝ビーチまでどのルートで行くのか?
分かりやすくひと気が最も多い新石垣空港・離島ターミナル・市街地中心地であるユーグレナモール(お土産市場)
3スポットから崎枝ビーチに向かう最短アクセスルートをグーグルマップで表してみた。スムーズにたどり着けるようあなたの手助けになれたら幸いです。
↓↓↓グーグルマップ/新石垣空港→崎枝ビーチ/車
[新石垣空港→崎枝ビーチの基本情報]
1 アクセス時間/新石垣空港→崎枝ビーチまで約33分
2 距離/約24.3㎞
3 タクシー予算料金/約4900円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/離島ターミナル→崎枝ビーチ/車
[離島ターミナル→崎枝ビーチまでの基本情報]
1 アクセス時間/離島ターミナル→崎枝ビーチまで約29分
2 距離/約18.6㎞
3 タクシー予算料金/約3820円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金表を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
↓↓↓グーグルマップ/市街地(ユーグレナモール)→崎枝ビーチ/車
[市街地(ユーグレナモール)→崎枝ビーチまでの基本情報]
1 アクセス時間/ユーグレナモール→崎枝ビーチまで約28分
2 距離/約18.4㎞
3 おおよそのタクシー料金/約3820円
※JapanTaxiのサイトを参考にした予算料金でございます。実際に掛かる料金を保証する金額ではございません。予めご了承ください。
※周辺にバス停がないため、バスのお越しはオススメしておりません。予めご了承ください。
崎枝ビーチの休憩場から入り口までの道のり
休憩場を目印に訪れたら雑草周辺に車を停車します。アングルでわかりにくいですが、電柱の隣は下り坂になっていますので、ここからは徒歩で進んでいきましょう。ここからは徒歩約4分でビーチまで辿り着けます。
凹凸が激しく、急な下り坂が続きますので、バイクでも降りるのは危険です。足元に注意しながら降りていきましょう。
写真にはありませんが、途中、プレハブ古屋がありますので、一つの通過点として、先の拓けた道を進んでいきます。コバエが飛んでいますので、気になる方はコバエ避けのアイテムなども持参されることをオススメします。
先ほどの写真とは違い、明るい拓けた広場に到着。ここまでは、みなさん進んでいけますが、この先がわからず引き返す方も多いように思われます。
ここから先はわかりやすく、動画でお伝えしております。
靴で訪れた方が安全ではありますが、ぞうりでも意外と問題はありませんでした。ただし、両手は必ず空いた状態でしっかりロープを掴んで上り下りされてくださいね。
注)雨の日と雨の日の翌日は滑りやすくなっている為、オススメしておりません。訪れる際は、事前に天気のご確認願います。
獣道が続く崎枝ビーチは、潮風と森林浴のおいしい空気が堪能できます。ジャングル探検をした先の楽園は、訪れた時の楽しみにとっておきましょう♪写真はアダンの実。インスタ映えにいかがでしょうか?『#アダンの実』
最後に
崎枝ビーチの入り口右側の景色は川平の景色が望めますが、では、左側はどうなっているのか?
入り口前だと絶壁があり、左側の景色は望めませんが、砂浜が広がる川平の景色方向に歩いていくと徐々に左側の景色も望めます。
その方角には御神崎岬(おがんざきみさき)があります。
上記で台風のことを書きましたが、石垣島の海は喜怒哀楽の顔を持ちます。御神崎はその怒哀の顔を見せる観光名所。崎枝ビーチは、この怒哀の顔を持つスポットから最も近い海です。
石垣島は常夏気分の楽園イメージがありますが、それは表の顔。「石垣の自然には感情がある。」日中と夕方で感情は変わります。島のもう一つの顔を拝みたいあなたは、崎枝ビーチに訪れた後に御神崎に寄ってほしい。
島の観光名所、石垣島最西端!御神崎岬と御神崎灯台の魅力を知ることができます。
↓↓↓グーグルマップ/崎枝ビーチ→御神崎灯台までの詳細マップ/車と徒歩
1 アクセス時間/崎枝ビーチ→御神崎灯台まで約2分。徒歩16分
2 距離/1.2㎞
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